08/05/09 18:31:59 AdZeJJWf0
まず始めに、2000年代のヨーロッパやアメリカ合衆国、その他世界の
歴史を大きく見るとき、私はアメリカ政府指導者には脈々とつながる系譜が
あるのではと考えてます。そして今現在から未来とは、この系譜を受け継ぐ
アメリカ指導者達の政治戦略に基づいて、人類文明社会の未来が形成
されるのだと考えてます。
遡ること 1919年、第一次世界大戦の処理を話し合ったパリ講和会議に
アメリカ全権大使として国務長官ロバート・ランシングが出席しており、
その甥御でまだ若干31才の外交官ジョン・フォスター・ダレスが書記官
として随行しておりました。
このパリ講和会議により構築された人類社会の枠組み(ヴェルサイユ体制)
は歴史の示すようにその後崩壊し第2次世界大戦勃発を招き、そしてまた
その後の東西冷戦体制へ大きく組み直さざるを得なかった訳なのです。
この人類史の流れの中でとにかく安定した人類世界構造を創ることに
尽力したのが、上記のジョン・フォスター・ダレスとその弟アレン・ダレスの
いわゆるダレス兄弟だと言えます。そしてこのダレス兄弟につながる現在
のアメリカ指導者達こそが人類文明を存続させる使命を負ってあらゆる
政治経済軍事行動をアメリカ政府の行わせているのだと思います。
色々なことが歴史にはあったから、ダレス兄弟を歴史のある時点の断面
から見て忌避してしまうのは私はおかしいと考えてます。ですから、ある
時点でダレス兄弟がナチスに資金援助していたとしても大きな歴史の流れ
を見るとき自ずと見え方が違ってくるはずです。
URLリンク(hexagon.inri.client.jp)
兎にも角にも、ダレス兄弟は第2次世界大戦後の世界秩序を米ソ冷戦
体制として構築した立役者であると考えるのは間違ってないと思います。