08/05/09 12:48:21 0
・詐欺などの罪で起訴された女性被告(21)の初公判が8日、東京地裁で開かれた。
弁護側証人として出廷したのは、被告が交際している男性だった。
長い髪を後ろで無造作にゴムで束ねた被告。男性を前に、タオルで顔を隠してうつむいたまま、
耳まで真っ赤にして肩を振るわせていた。
被告は2月21日午後、携帯電話ショップで他人名義の健康保険証を示し、分割払い契約をして
携帯電話3台(約25万円相当)をだまし取ったほか、さらに3台をだまし取ろうとした。
被告が犯罪に手を染めたのは初めてだという。派遣社員として働いていたが、1月に足を捻挫
するなどして仕事に行けなくなり、収入が減った。そこにアパートの更新時期が重なったという。
約20万円の更新代金と7万5000円の家賃をまとめて払わねばならなくなったとき、
被告は携帯電話の裏サイトをのぞいた。そこで誘われたのが、携帯電話の詐取だった。
報酬は1台当たり5000円。リスクに見合わない報酬だが、被告は飛びついた。
2店でだまし取った携帯電話3台は、同行した裏サイトの男にその場で渡した。
3店目で見破られ、被告だけが逮捕された。報酬は受け取っていなかった。
弁護人「いつから付き合っていますか?」 証人「2006(平成18)年6月からです」
弁護人「今後はどう監督をしますか?」
証人「彼女は身寄りがないので、私が金銭を管理して二度とこのようなことがないようにします」
被告は逮捕、起訴されたためアパートを退去させられ、身の置き所がないという。
弁護人「家はどうするのですか?」 証人「私の家で一時的に引き取ります」
弁護人「同居している両親は知っていますか?」 証人「はい」
被告はなぜ、男性に借金を申し出なかったのか。被告はこう説明した。
「これまで何度か家賃を立て替えてもらったので、これ以上は迷惑をかけられないと思いました」
裁判官「裏サイトとか、危ないものだとは分かっていましたか?」 被告「はい」
裁判官「それでも手を出すのは不思議なんだけど。浅はかだったですよね?」
被告「そうです」
刑事裁判では、監督者がいることは被告にとって有利な事情になる。(抜粋)
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