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・福田首相は7日午前、中国の胡錦濤国家主席と会談。内閣の支持率が森内閣以来の
10%台に落ち込む中、得意のアジア外交で点数を稼ぎたい考えだ。
だが、パンダ2頭が貸与されることは決まったものの、東シナ海のガス田開発や、中国製
毒ギョーザ問題、チベット問題などの懸案事項では踏み込んだ議論は見送られる方向と
なっている。ますます「媚中」のレッテルが定着する恐れも指摘され、支持率回復には
結びつかない公算が大きいようだ。
胡主席は6日、福田首相主催の夕食会で、4月30日に上野動物園で死んだ「リンリン」の
話を持ち出し、日本が求めていたパンダの雌雄2頭の貸与に応じる意向を表明した。
チベット問題などで、中国に対する日本国民の視線が厳しい中、胡主席が「パンダ外交」で
先手を打った格好だ。貸与先は上野動物園になる見込みだが、「年間1億円、もちろん税金から」
(外務省筋)とされる高額のレンタル料には疑問の声が集まっている。東京都の石原慎太郎知事は
「いてもいなくてもいいじゃないか」と苦言を呈し、6日の夕食会に対するデモの中には「チベットの
パンダを盗んで日本の子供をだますな」と書いたブラカードも見られた。
7日の首脳会談では、地球温暖化問題など幅広い分野で戦略的互恵関係を深化させ、
地域や世界の安定に貢献していくことを確認。こうした方針をうたった政治文書を発表する。
両首脳は7月の北海道洞爺湖サミットや8月の北京五輪への弾みにしたい考えだ。
しかし、チベット問題や真相解明が進んでいない中国製毒ギョーザ事件については問題提起は
するものの、解決に向けた努力の確認にとどまる見込みだ。ガス田開発問題も日中間の隔たりは
大きく、結論は得られない予定だ。
日本側は当初、今回の首脳会談でガス田問題で基本合意にこぎつけ、日本の国連安保理
常任理事国入りでも中国側から前向き発言を引き出すシナリオを描いていたが、頓挫したわけだ。
自民党中堅議員は「目に見える成果がパンダだけでは、支持率は逆に下がるかもしれない」と
肩を落とている。(一部略)
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