08/05/08 04:21:06 0
日本が備えるべきは、実は、そのような近未来の危機である。
福田首相が念頭に置くべきは、自国民も含めておよそ誰も幸福にしてこなかった中国共産党独裁政権の基盤が揺らぐとき、
漢民族も異民族も含めた中国の人々、そして国際社会に向かって、いかなる普遍的価値観に基づいた言葉を発することができるかという点である。
この種の危機に際して、日本はなによりもまず、道義によって立つ国であることを明言しなければならないだろう。
であれば、福田首相は、いま、中国共産党の常軌を逸した価値観を丸ごと呑(の)み込む卑屈な微笑を、胡主席に見せるのは慎むことだ。
そのうえで、価値観を同じくする同盟国、米国との関係重視の姿勢を常に明らかにすることを忘れてはならない。
日中関係を大切にしながらも、日米関係が現在の日本の戦略の基盤をなすことを肝に銘じてほしい。
(終)