08/05/06 10:34:52 0
石川県と友好交流している中国・江蘇省で、
県立大の長谷川和久客員教授(土壌・肥料学)が指導する
有機農法が高く評価され、モデル農場の水田の作付面積が
十倍の約二十ヘクタールに拡大される見通しとなった。
中国で残留農薬問題などが課題となる中、現地の行政関係者が「石川農法」に関心を示した。
六月にも訪中する長谷川客員教授は
「適切な農薬使用も含め循環型農業の素晴らしさを伝えたい」と食の安全の
伝播(でんぱ)に意欲を示している。
モデル農場は、金沢市の姉妹都市である蘇州市が昨年造成した。
水田約二ヘクタールをはじめ、白菜などの畑や家畜舎が完成しており、
総面積は約六ヘクタール。長谷川客員教授はニワトリやブタの糞尿を使った
堆肥づくりのほか、火力発電所の石炭灰を稲作に活用する方法などを伝授した。
長谷川客員教授によると、中国では生産性を重視するあまり
農薬に依存する傾向が強い。中国製ギョーザ中毒事件が起きる前から、
農薬の適正使用が課題として浮上しており、
有機農法の安全性が注目されているという。
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