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★ネット証券での不正取引、丸見え 監視委が分刻みで分析
・証券取引等監視委員会や証券取引所などが、ネット証券を舞台にした
インサイダー取引への監視を強めている。「匿名性が高い」と思われがちな
ネット証券だが、実は分単位の売買まで分析されているという。さらに監視委は、
来年5月までに証券会社や全国の証券取引所との間でシステムを接続し、
売買状況などをすぐに入手できる体制をとる方針だ。
4月に発覚した野村証券企業情報部の元社員(30)らによるインサイダー取引
事件では、複数のネット証券に口座を開き、株取引をしていた。関係者によると、
元社員らは06年夏、ネット売買を始めた。昨年春には、あるネット証券に
証券取引所から「不審な口座があるから注意して欲しい」との連絡が入った。
この証券会社が点検したところ、数銘柄で不審な取引が見つかり、すぐに監視委に
報告したという。
口座は知人名義だったが、売買は野村のかかわる企業合併・買収(M&A)情報の
公開前後に集中しており、監視委は口座の入出金記録から元社員を割り出した。
東京証券取引所は昨年、ネット上の掲示板に流れる情報を検索するシステムを強化。
疑わしい取引は証券会社に取引内容の報告を求め、監視委とも情報交換している。
監視委も、ネット上に開示されるすべての企業の重要事実に目を通し、
「どんな少額でも、不正売買は常に監視している」(幹部)という。
ネット証券各社も協力している。(以下省略)
※以下の部分はソース元にてご確認ください。
ソース/朝日新聞社
URLリンク(www.asahi.com)