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世界的な食糧高騰を巡り、ブッシュ米大統領が「インドの経済成長に一因がある」と発言した
ことが、インド国内の反発を呼んでいる。有力紙は「1人あたりの穀物消費量は米国のほうが
はるかに多い」などと1面記事でこぞって批判。「米国帝国主義の表れだ」などとする政界の
発言を掲載している。
ブッシュ大統領は2日、ミズーリ州の講演で「成長するインドには米国の全人口よりも多い3
億5千万の中間層がいる。よりよい豊かな生活を求め始めたことが、食糧価格の上昇を招い
ている」と発言した。インド有力紙タイムズ・オブ・インディアは「米国の1人あたりの穀物消費
量はインドの5倍以上、中国の3倍以上」とする米政府の資料を引用。肉の消費量も、菜食
主義者が多いインドは米国を下回っていると指摘した。
経済紙ビジネス・スタンダードも、米国の穀物消費量の伸び(06年~08年)が、中国やイン
ドをはるかに上回るという国連食糧農業機関(FAO)のデータを掲載し、「高騰の責任は米国
にある」とした。
閣外協力する左派政党は「高騰の原因は米国のバイオエネルギー政策。米国以外の国は
飢えても構わないという思想の表れだ」と猛反発。与党も「インドは食糧の純輸出国であって
輸入国ではない」。最大野党のインド人民党は近く国会で、首相に対し米国にインド側の見
解を伝えるよう求めるという。URLリンク(www.asahi.com)
世界的な食料価格の高騰について、ブッシュ米大統領が人口11億人を抱え経済成長を続
けるインドを引き合いに出し、同国の中間層が食料危機を拡大させると受け取れる発言をし
たことがインド国内で伝えられ、政治家らは3日、「米が主因だ」などと一斉に反発した。
(略)
これに対し、インドのラメシュ商業担当閣外相は「発言は完全な誤り」と批判。与党国民会議
派のテワリ氏も、地球温暖化対策で、米国など先進国の食料用耕作地がバイオ燃料用に切
り替わったのが背景だと指摘した。URLリンク(www.nishinippon.co.jp)