08/05/06 00:24:09 4QRdVFtg0
役人というのはね、こういうインチキが大好きなわけだ。
で、またやってくれました。今度のネタは凄いぞ。
儲かれば儲かるほど損をする。どうだい、この哲学的な会計処理は?
おまぇら一般人には思いもつかないネタだろ? というわけで、
ちょっとややこしいんだが、なるべく簡単に説明する。
まず、日本政府がドル買い介入を盛んにやっていた時期があるわだ。
2004年までなんだが、その時のドル残が大量に残っているわけで、
それは主に米国債で持っている。これが100兆円ほどあるわけだ。
で、国債だから利息がつく。持っているだけで年々、膨れあがる。
これを会計上、どう処理するか? さすがに頭のいい役人さんは
考える事が違うね。受取利息を借金で計上するという、奇想天外な
会計処理を発明してしまったわけだ。
で、これがどういう事かというと、米国債はドル建てだ。もちろん
利息もドル建て。日本の法律では「国の歳入と歳出を日本円の現金
で計上することを定めている」ため、そのままでは歳入に計上でき
ないわけだ。といって、円に換えると相場に影響を与える。そこで、
増えた利息分だけの政府短期証券を発行してそれで円を調達して
歳入に計上する。
これがどういう意味かというと、ドルはどんどん増えるんだが、
なんせドルなのでいくら持っていても日本国の財政に関係はない。
一方で、円建ての政府短期証券発行残が増えるので、借金は増える。
日本国はこんなに借金があるんですよ、大変だ、増税しないと
公務員の給料も払えません! というインチキ会計である。