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(>>1のつづき)
さらに、東京地検では逮捕後、木村被告を鑑定留置して精神鑑定を行った。恒常的な暴力による
心神耗弱や心神喪失の有無についても調べたが、刑事責任は問えるとの結論に達し、事件発生から
およそ3カ月後の4月23日、傷害致死の罪で起訴した。
捜査幹部はこう語っている。
「一般的に、本人の記憶や供述があいまいなケースでは、犯行後の状況や傷口をみて殺意の有無や
度合いを判断する。今回は背中から1度だけしか刺していないことや、瞬間接着剤で傷口を塞ごうと
していたこと、刺した瞬間の記憶がないことから、殺意を認定するまでの立証には至らないと判断し、
殺人罪でなく傷害致死での起訴に踏み切った」
自動車メーカーのキャンペーンガールや雑誌グラビア、Vシネマ女優など華やかな経歴を持つ木村被告。
かつて、夕刊フジのインタビューの中で、こんなふうに性的趣向を披露していたことがある。
「たたかれたり、かまれたりすることが好き」
今回の事件直前には、木村被告が藤家さんから殴るけるの暴行を約30分間にわたって受けていた
ことが、警視庁の調べですでに判明しているが、SM行為の延長線上で木村被告が藤家さんを刺した
ことをにおわせる捜査関係者もいる。
木村被告は病気を理由に平成14年に芸能界を引退した。このとき被告にとって「精神的な支え」に
なったのが、藤家さんだった。その恩返しだろうか。木村被告は、末期がんで余命半年と宣告された
藤家さんの看病をする日々を送っていた。
藤家さんは事件直前に近くのコンビニに行き、戻る際の数百メートルで、何度も血を吐くなど病状は
かなり重かったという。
木村被告と藤家さんは親子ほど年の差があり、「映画監督と女優みたい」と近所でも評判で、一際
目立つカップルだった。
しかし木村被告が「夫」と呼んでいた藤家さんとは決して同居はせず、週末などに藤家さんがマンションに
通ってくるだけ。さらに、その貴重なはずの週末のひとときにも、“暴力”の陰が見え隠れする。(一部略)