08/05/02 19:24:22 0
東京都あきる野市の資産家姉弟の行方不明事件で、
姉の口座から現金を引き出した窃盗容疑で逮捕された元同市職員で無職沖倉和雄容疑者（６０）が、
事件後に複数の債権者に借金を返済した後、知人を伴って山梨県に温泉旅行に出ていたことがわかった。
知人にはそのまま九州への移動を持ちかけていたという。
行方不明になっているのは調布市立図書館職員大福康代さん（５４）と弟の広和さん（５１）。
「（姉弟の）名前も知らないし、（容疑は）全く分からない」。
警視庁は、沖倉容疑者と元暴力団組員伊丸岡頼明容疑者（６４）＝同容疑で逮捕＝が
姉弟の行方不明に関与した疑いがあるとみているが、沖倉容疑者は逮捕当初から否定し、
現在は雑談にも応じずに黙秘しているという。
沖倉容疑者は都内の大学を卒業後、東京消防庁や民間企業を経て、７７年に旧秋川市役所に入った。
元上司は「仕事はでき、部下の面倒見も良かった。市民にもうまく対応していた」と言う。
しかし、０４年１２月、「一身上の都合」で退職。
知人の男性は、沖倉容疑者が「何かやりたいから定年前に役所を辞めた」と話していたのを覚えている。
０５年春ごろ、福生市の飲食店街にスナックを開いた。市役所の退職金約２６００万円の一部をつぎ込んだとみられる。
開店時は市役所の元同僚にも店に来るよう頼んだというが、客足は伸びず、０７年初めに閉店した。
伊丸岡容疑者とは、８年ほど前から通う福生市内のマージャン店で知り合った。
五日市署捜査本部の調べでは、姉弟の口座から最初に現金が引き出されたのは４月９日夜。
これを含め同１４日までの間に計１５回で五百数十万円が引き出されたという。
沖倉容疑者は１０日以降、複数の知人に借金を返して歩いた。
１８日には知人の男性を誘い、自分の車で山梨県の石和温泉に行き、１泊。
この男性は「料金は自分のほうが多く払った。『このまま九州に行こう』と言われたが断た」と話す。
旅行から帰った１９日もマージャン店に顔を出し、従業員に清涼飲料水のおまけのおもちゃを渡した。
２０日午後１時ごろ、店の経営者が電話すると「孫のお宮参りに来ている」と話し、普段と変わりない様子だったという。
URLﾘﾝｸ(www.asahi.com)