08/05/02 18:24:20 0
・4月28日、佐賀県嬉野市で九州新幹線・長崎ルートの武雄温泉(佐賀県)-諫早(長崎県)間
45キロの着工式が華やかに執り行われた。この日、長崎市では長崎「新幹線」の建設中止を
求める県民の会が「不要不急の公共事業」のチラシを手に行った街頭署名に列ができた。
長崎ルートに導入される新幹線はフリーゲージトレインという在来線の狭い軌道を走ることの
できる新しいタイプの新幹線で、古川康・佐賀県知事も「多くの鉄道ファンが見に来てくれるはず」
と期待するほどの「目玉」。ところが、これが「アキレス腱」にもなっている。
ひとつは安全性の問題。「在来線の1067ミリという狭軌の線路で、本当に新幹線並みのスピードを
出すことができるのだろうか」(建設中止の県民の会・中里研哉事務局長)と疑う。
そして、時間短縮効果の問題だ。長崎ルートは在来線の軌道を使うので、現在の長崎本線の
特急「白いかもめ」も走ることができる。
長崎県の説明では、長崎-博多間で短縮できる「26分」のうち、5分が新鳥栖(仮称、佐賀県)
-博多間を走る九州新幹線(フル規格)での短縮。また、途中停車駅が「白いかもめ」の6駅から
3駅に減ることでの時間短縮が7分30秒になるので、合計「12分30秒」はいまの「白いかもめ」でも
短縮は可能。つまり、新幹線の実質的な時間短縮効果は「13分30秒」しかない。
「武雄温泉-諫早」区間の建設に投じる費用が2600億円、肥前山口-武雄間の複線化に
120億円、これに新幹線ホームや立体交差化などの費用が加われば、3000億円を突破する
ことは確実。1分間短縮するのに230億円もの費用がかかるから、まさに「壮大なムダ遣い」だ。
ちなみに、運賃をみても特急「白いかもめ」を使った場合、長崎から博多へは片道2500円
(4枚綴り乗車券)。新幹線を使うと、片道5000円程度に跳ね上がると試算する。(抜粋)
URLリンク(headlines.yahoo.co.jp)
※前:スレリンク(newsplus板)