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東京都調布市で戦時中の大型不発弾が見つかり、市は18日(日曜日)に撤去作業を行うのに伴い、半径500
メートルの住民約1万6000人に対し、退去命令を出すことを決めた。
これに合わせ、京王電鉄が一部区間で5時間半にわたって運休。国道20号も封鎖される。当日は京王沿線の
東京競馬場(府中市)で中央競馬会のG1級レースも開催され、行楽など首都の交通に大きな影響が出そうだ。
調布市によると、不発弾が見つかったのは、同市国領町1の線路沿い。京王線地中化工事の現場で、地主から
「戦時中、空から何かが落ちて、畑に穴ができたことがある」と聞いた京王電鉄が3月27日、金属探知機で
調べたところ、3・25メートルの地中から見つかった。
不発弾は長さ約1・8メートル、直径60センチの米国製1トン爆弾。B29が搭載し、調布近辺の軍需施設を爆撃に
来た際、落としたとみられる。すぐに自衛隊が防護措置をとり、今は警備会社が24時間監視しているが、地上で
爆発した場合には、破片などが半径2キロに飛び散ると推定されている。
このため、長友貴樹市長は住民避難が欠かせないと判断。18日午前9時半から作業終了までの間、半径500
メートルの約8000世帯・1万6000人に退去命令を出す。パチンコ店やスーパーにはその時間帯に営業しない
よう求める。
不発弾は信管が抜かれた後、トラックで運び出されるが、数時間を要するとみられている。
避難勧告・指示より強い退去命令を選択したことについて、市は「住民を説得しやすいため」としている。
不発弾処理では2007年3月、神戸市東灘区で住民約1万人に退去命令が出たが、今回はこれを上回る規模となる。
2以降に続く
ソース 読売新聞 URLリンク(www.yomiuri.co.jp)