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米軍旧立川基地（東京都立川市）拡張に反対した住民らが基地内に侵入した「砂川事件」で、被告全員を
無罪とした１９５９年の東京地裁判決後、当時の駐日米大使が最高裁長官と密談したり、外相に最高裁への
「跳躍上告」を促したりしたと記録した米公文書があることが３０日、分かった。
文書は当時のマッカーサー大使が米国務長官にあてた公電など１４点で、日米関係研究者の新原昭治氏（７６）が
１０日、米国立公文書館で発見した。
事件で地裁は同年３月３０日、米軍駐留を違憲とし、被告７人を無罪とした。検察側は最高裁に直接上告する
跳躍上告をし、最高裁は同年１２月１６日、地裁判決を破棄、差し戻した。
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