08/04/30 15:39:44 0
(続き)
理解度に応じてグループ分けする習熟度別授業は、府内の全小中学校が対象。
小3~小6は国語と算数、中学生は国語、数学、英語で進める。
習熟度別授業をすでに実施している市町村や学校もあるが、
橋下知事は教育委員との懇談で「なるべく多くの学年と教科でやるべきだ」と話していた。
実施には少なくとも200人程度の教員が必要で、今後、開始時期などを詰める。
進学校の強化は、難関大学をめざす生徒が学区を越えて通える府立高校の数を増やす。
現在、大手前(大阪市中央区)と天王寺(同市阿倍野区)の理数科で府内全域からの受験を
認めている制度を拡大し、進学実績のある高校4~10校に文系と理系の進学コースを設ける。
2010年度入試からの導入をめざす。
これら施策に、府全域での小学生によるスポーツ大会などを加えた教育改革に必要な
総事業費は、数十億円にのぼる見込みだ。
重要政策PTは5月中にも内容を公表する予定。
個々の施策は橋下知事の意向にほぼ沿ったものだが、府民の反応やその他予算の削減状況などを
ふまえ、知事が、すぐに実施するのか来年度以降に回すのかなどを判断する。
◆橋下知事「最後は政治的に決断」
橋下徹知事は29日、朝日新聞の取材に
「僕は『教育日本一』を掲げ、教育委員会とも制度の枠組みの話をしている。(重要政策PTの案を)
どこまで予算に盛り込むかは、全国でも例のないことなら認めるなどと、最後は政治的に決断したい」
と語った。
(記事終)