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近年、普及を見せている視力回復手術レーシック。しかし、手術結果に満足できず、深刻な副作用を
抱えるケースも一部あることから、米食品医薬品局(FDA)が、手術リスクの再評価に乗り出した。
ワシントン・ポストによると、レーシックの成功率は高く、ほとんどの患者が視力回復に成功している。
しかし、一部の患者は、手術前より視力が低下したり、深刻なドライアイやまぶしさ、夜間によく
見えないなどの問題に悩まされている。
FDAによると、レーシックの結果に不満を持つ患者数は約5%。しかし、こうした副作用が日常生活に
どの程度支障を及ぼすのか、手術後も眼鏡が必要なままの人はどのくらいいるのかなど、詳細は
不明のままだ。
そこでFDAは、レーシックのリスクを再評価する取り組みを開始、25日にまず公聴会を開いた。また、
FDAは眼科医の協力を得て、レーシック手術経験者数百人を対象に、副作用など苦情の聴取を
行う計画という。
これまでに約760万人の米国人が、レーシックを含む何らかのレーザー視力矯正手術を受けている。
レーシックでは、医師は角膜の表面を薄く削って蓋状のものを作ってめくり、そこにレーザーを照射
して角膜の一部を蒸散させ、蓋を元の位置に戻す。手術は片目が約2000ドル。
手術を受けた人のうち、95%が視力を回復し、結果に満足しているというが、手術を希望する患者の
4人に1人は、瞳孔が大きすぎる、角膜が薄すぎるなどの理由で、手術に適さないとしている。
手術後に、視力が低下するなどの深刻な症状を抱えるようになった患者は、全体の1%弱程度と推定
されている。ただし、その他の副作用の場合、程度を判断するのが難しい。例えば、ドライアイの場合、
乾きが気になる程度の人からひどい痛みを訴える人、眼に潤いを与えるための手術を必要とする
人まで様々だ。FDAは今回の調査で、こうした症状の度合いについても細かく調べていく意向だ。
URLリンク(www.usfl.com)