08/04/29 08:51:53 PdPzrHxl0
国民のためになる道路を作れ
(票集めのための道路は作るな)
URLリンク(www8.ocn.ne.jp)
政治家と土木建設業界の癒着
「エコノミスト(2004.1.20)」に次のような記事があった。
『昨年12月、総務省と都道府県選挙管理委員会が所管する2002年政治資金収支報告書がまとまった。総収入は2879億円で前年に比べ11%減少した。政治家個人の政治資金収支報告書を見た場合、
建設業者を始め大口の法人献金は大幅に減っている。しかし、資金全体が減少する傾向にある中で地方の政治資金パーティ収入は前年を5%上回る119億円を記録した。政治家は匿名性の高いパーティを開き、
政治資金を集める傾向を年々強めている。
自民党の道路調査会の会長を務め、道路族議員の新たなドンと目される古賀誠衆院議員が2億円余りを集め上位に顔を出している。福岡県選管に届け出ている古賀氏の「筑後誠山会」の報告書は、
最近の建設土木業界の置かれた状況を良く示している。寄付欄には、地元の土木建設業者がズラリと顔をそろえ、小口に分けた形で年に複数回献金をしている。
政府は昨年末、道路公団民営化論議の末に未整備の高速道路9342kmの事実上の建設続行を決めた。その建設続行の立役者の一人が古賀氏であった。
九州地区では現在、九州自動車道をはじめ高速道建設が相次いでいる。有力議員に献金を続ける地元建設業者の真意は不明だが、地方自治体が発注する公共工事が減少する中で複数の高速道路建設業者は
「高速道路建設工事に参入できるかどうかに生き残りがかかっている」と言う。』
政治家が高速道路建設工事の元請業者に働きかけて、献金をする中小の建設業者に参入の道をつけていることは容易に想像出来ることである。それゆえに、道路建設の継続を強く主張し、
道路関係四公団民営化推進委員会の結論を無視した政府案を出させたのである。国のため、国民のためを口にしながら実は自分の懐のために活動していることが良くわかる話である。(2004.2.1)