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出光、卸価格３２円引き上げへ 暫定税率復活と原油高騰で
石油元売り大手の出光興産は２８日、ガソリン税の暫定税率が復活した場合、
５月１日から１５日までに出荷するガソリンなど石油製品の卸価格を４月に比べ
１リットル当たり約３２円引き上げると発表した。
出光は、暫定税率分の１リットル当たり約２５円に加え、原油価格高騰を
受けた調達コスト上昇によって卸価格を７円引き上げる。
５月のレギュラーガソリンの全国平均小売価格は、石油情報センターが
調査を開始して以来の最高値を更新するのは確実で、１リットル当たり
１６０円に近づく可能性が出てきた。電力・ガス各社も７－９月分の
電気・ガス料金引き上げを発表しており、家計の負担は一段と重くなる。
元売り大手では、ジャパンエナジーも暫定税率が復活した場合、５月分の
卸価格を１リットル当たり３０円超引き上げる方針を明らかにしている。
2008/04/28 17:50 【共同通信】
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