08/04/28 17:06:58 yz2hD3Us0
<参議院会議録情報 第153回国会 厚生労働委員会 第12号>
やはり年休問題ですけれども、もう一つ、日本電産パワーモータという会社の例で質問をしていきたいというふうに思います。
この会社というのは福岡にあります。飯塚市にあるんですけれども、名前のとおりモーターを生産している会社なんです。
もともとはワイ・イー・ドライブという安川電機の子会社だったんですけれども、二〇〇〇年三月に六七%の株を日本電産に売却して、
日本電産パワーモータに名前を変えました。この日本電産パワーモータで、日本電産の傘下に入ってから非常に労働条件の悪化が進んでおります。
いろいろあるのですが、資料を皆さんのお手元に二枚配りました。それを見ていただきたいんです。
ここに一つ、まず上の方にあるのは社長の社員に配った文書なんですけれども、「更なる意識改革で出勤率の向上を」と書いてあります。
そういうタイトルで、中身を読めばまたこれはびっくりするんですけれども、パワーモータ社長名です。ことしの八月に配られた文書なんですけれども、
まず日本電産のグループ会社の平均では出勤率というのは九九%を誇った上で、九五%に満たない人を勤務成績不良者と、
こういうふうに決めつけているんです。大いに反省し改善してもらわなければならないとまで言い切っております。
さらに、その下の方では、休日前後に年休をとる人に対して、大多数の人が我慢しているのだから、自分のことを考えると同時に
相手のことをもよく考えようというふうにしかっているわけですね。そしてまた、退職予定の人が年休をまとめてとることがあると、
これに対して自己中心的だと、こういうふうに批判をしております。
私は、この文章を読んで本当に驚いてしまいました。そして、全社員にそれを配っているわけですから、
まず年休をとる労働者に対して、勤務成績不良とか自己中心的だとかと社長が全社員にそのように徹底するということ、
こういったことが許されるのだろうかというふうに思っているんですけれども、ここまで行ったら行き過ぎではないか、
労基法の三十九条にもこれは触れるんじゃないだろうかと思ったりするわけなんですけれども
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