08/04/27 18:21:58 GrWaPyc/0
>>210続き。 泣きながら乱入した男性は台湾在住のチベット亡命2世…「フリーチベット」の叫び届かず(2/2)
「チベット独立は両親の悲願でもある。それを実現するためには、残りすべての人生を犠牲にする
覚悟がある」
チベット難民として暮らしたインドでは、常に「どこにも所属しないホームレスのような感じだった」。
しかし、ダライ・ラマ14世の言葉に接し、考え方が変わった。「チベットはチベット人のもの。暴力を使わず、
平和的に訴えることで、私たちの『自由』を取り戻したい」。
タシィさんは25日夜に長野入り。タイの聖火リレーでも抗議活動に参加したが、そのときと比べると、
日本のほうがチベット支援者が多いことに驚いたといい、「応援してくれる日本のみなさんに感謝している」
と述べていた。
穏健にチベット問題を訴える人たちもいた。市民団体「SFT日本」の代表を務める亡命チベット人2世、
ツェリン・ドルジェさん(34)=名古屋市=らも長野入りし、「チベットに自由を チベットに人権を」と
書かれた横断幕を握りしめた。
「私たちは聖火リレーを妨害するつもりはない。ただ、中国政府にオリンピック精神に立ち返ってほしい
だけ。自分の思うこと、感じること、自由に発言できる社会にしたいだけだ」
SFTでは事前に、抗議をする場所や抗議方法について、長野県と協議を重ねていたが、ツェリンさんら
の周りには、「ワン・チャイナ」と連呼し、中国国旗を翻す大勢の中国人たちが詰めかけ、その声は
ほとんどかき消された。
チベットの中心都市、ラサでは中国人の人口がチベット人を超え、子供たちも中国語を話すように
なっているといい、「このままでは私たちの文化や宗教は確実に跡形もなく消えてしまう」。
この日、長野を訪れたチベット人らの多くは3グループに分かれて抗議活動に出かけた。あるチベット系
中国人男性は「チベットに残してきた家族が中国の公安当局に尋問を受けており、顔や名前を出して
抗議活動をするのは正直怖い」とこぼした。
(以上)