08/04/26 21:45:56 0
「これは謀略ではないのか」―福田首相周辺が疑心暗鬼になっている。
先週末、わざわざ山口2区補選の応援に入ったのに、あらゆる世論調査で劣勢が明らかになったからだ。
首相が応援に入ったのにボロ負けすれば、ただでさえレームダックの政権が、さらに追い込まれる。
自民党議員も「誰が福田首相を行かせたのか?」といぶかしがる。
補選投票日(27日)、その後に続くガソリン税再議決(30日)を前に官邸には悲愴感が漂っている。
●飛び交う謀略情報、官邸ピリピリ
福田首相が山口2区の応援に入ることを決めたのは、「自民党候補が急追している」との情報が入ったからだ。
「当初は野党候補に9ポイント近く離されていたのに1ポイント差まで追い詰めたという分析もありました。
今度の補選は福田政権にとって、初めての国政選挙。首相が応援に入って勝てば、その後の政権浮揚になる。
行って負ければ、逆に『福田首相では選挙に勝てない』ことが証明されてしまう。
首相にとっては賭けでしたが、『もう一歩』という情報があったからこそ、首相も勝負に出たのです」(自民党関係者)
ところが、週明けの新聞が報じた選挙情勢は厳しかった。
各紙とも「民主の平岡秀夫氏が先行、自民・山本繁太郎氏が猛追」とか書いているが、
ポイント差は平均して10くらい開いている。
例の“老人イジメ医療制度”の影響でお年寄り層がごっそり民主に流れているのだ。
「こうした情勢を古賀選対委員長が知らなかったわけがない。
知っていて首相を行かせたとすれば、形を変えた倒閣だ」(首相周辺)というのである。
どんな政権も末期になると、疑心暗鬼になる。周囲がみんな敵に見えてしまう。
周りからは敬遠され、ますます孤立化、裸の王様になっていく。
福田首相もこのパターンだが、官邸の疑心暗鬼には根拠もある。今度の選挙を仕切っているのは菅義偉選対副委員長。
昨年の総裁選で、麻生太郎前幹事長を担いだ切り込み隊長だ。
補選を落とし、福田首相が追い詰められれば、麻生政権に一歩近づく。福田降ろしの「黒幕は麻生」と書いた週刊誌もある。
こうした報道が官邸の疑心暗鬼に拍車をかけている。自民党内はグチャグチャだ。
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