08/04/26 10:23:22 0
日本では過去10年で65歳以上の高齢者人口は1.3倍へと増加したが、
高齢者による犯罪はそれを上回る3.5倍にも増加している。
警視庁によると、昨年日本全体で検挙された刑事事件の容疑者33万8600人のうち、高齢者は4万5000人にも達したという。
数字だけを見れば10年前に比べて3.5倍、全体の容疑者に占める割合は10年前の4%から13%へと急激に増加した。
高齢者による犯罪のおよそ半分を占めるのが、店で品物を万引きする窃盗だが、
それ以外にここ10年で急激に増加した犯罪が暴行だった。
暴行で検挙された高齢者は17倍にも増えており、増加のペースだけを見ると傷害の4倍や窃盗の3倍を上回っている。
日本でも高齢者による犯罪の急激な増加の原因について、それを説明する明確な定説はない。
少子高齢化による高齢者の孤独感はますます深まっているが、
周囲に対して感情的になることや異常な行動を制御してくれる家族が失われているという点が、
一般的に注目されている背景だ。
北海道で窃盗容疑により警察に検挙された高齢者を対象に行ったアンケート調査によると、
犯罪理由の第1位として挙げられていたのが「孤独」で27.8%を占めていた。
日本では昨年8月に高齢者犯罪の社会的背景を取り扱った『暴走老人!』という本が出版された。
著者の藤原智美氏は、「高齢者が適応していた小地域のコミュニティーが崩壊した一方で、
世の中は高齢者が適応できない情報化社会へと変わりつつある。
このことが高齢者の感情を爆発させる環境をつくっているのではないか」と診断している。
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