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サブプライム危機の真実 民営化した郵政はアメリカに出資せよ
日本郵政による出資なら米国も政府系ファンドより安心
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竹中 そこで今回、ニッポンの作り方として、「民営化された日本郵政はアメリカに出資せよ」とぜひ申し上げたい。
さきほどキャピタル・クランチの話をしましたが、アメリカではここ半年くらい、俄然一つの問題が浮かび上がっているんです。
アメリカの金融機関が資本を受け入れるときに、誰が出するかということです。そこで、最近のキーワード、
ソブリン・ウェルス・ファンド(SWF)があります。政府系ファンド、つまり国が持っている基金です。
アメリカの金融機関がSWFからお金を受け入れるケースが増えていますが、一方で、他国政府から資金を
受け入れてもよいのかという問題がある。ある国が政治的な意図をもってアメリカの金融機関を乗っ取ってしまったら、
アメリカ経済が影響を受けるのではという懸念も出てきています。
翻って考えると、日本にはかつてとんでもなく巨大なSWFがありました。それが今の日本郵政なんです。
資金量でいうと300兆円。他のSWFとは比べ物にならないほどのSWFがあったんです。民営化したので、
今はSWFではない。だからアメリカから見ると安心して受け入れられる、民間の資金なんです。
アメリカに対しても貢献できるし、同時に日本郵政から見ても、アメリカの金融機関に出資することで、
いろいろなノウハウを蓄積し、新たなビジネスへの基礎もできる。
上田 ちなみにSWFは活発に融資したりということを行っているんですか。
竹中 一番歴史が長いのは、シンガポール投資公社(GIC)ですが、ここは25年以上の歴史を持っていて、
過去10年間、平均10%程度の高い利回りを上げていると言われています。しかし、あまりはっきりと看板は
掲げていませんが、実は世界最大のSWFは日本にあるんです。何かといえば、「年金基金」です。
これは別のテーマになりますが、日本もちゃんとしたSWFの仕組みを作るべきだと思います。
>>2以降に続く