08/04/23 22:00:14 0
<「相手の弱点を突いて負かす筋書き」描けない日本の経営者>
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「日本の経営者は相手を負かすための筋書きが描けない」
こう話すのはガートナー ジャパンのエグゼクティブ パートナー、小西一有氏だ。日本
の経営者について「戦略とスローガンを間違えている」と指摘する同氏に、日本の経
営者の問題点と今後取り組むべき事柄について聞いた。
「商品やサービスなどの優位性をアピールして顧客に買ってもらうのが戦略だが、日
本の経営者の多くは社員に向けてただ“頑張れ”というスローガンばかりを投げ掛け
ている」(同氏)
「頑張れ」の論理を振りかざし、コスト削減、売り上げアップ、顧客満足度の向上など、
すべてを万遍なく実現するよう強いるケースが多いのも、戦略なき経営者の典型的な
姿だという。注力する事業の「選択と集中ができない」というわけだ。
(略)
なぜ日本の経営者は選択と集中ができないのか。「農耕民族の悪い癖が出ている」
と小西氏は話す。「狩猟民族出身」の欧米人が経営する企業とは考え方が本質的
に異なっているという。
「狩猟の場合、獲物に向けて矢を放つ者、とどめを刺す者、おとり役など、役割分担
が明確だ。責任の所在がはっきりしている。文字通り、“戦略”をしっかり立てなくては
命の危険もある。一方で、農業は“みんな”でやるため、責任があいまいになる傾向が
ある」(小西氏)
(略)
「戦いの末、だれかが姿を消すという感覚が日本の経営者にはない」(小西氏) (後半略)