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★これじゃ「聖火護送」、長野のリレー実施計画に市民は不満
・長野市で26日に行われる北京五輪聖火リレーは、警備の都合が最優先され、出発式、
到着式の両会場から一般市民はシャットアウトされる。
五輪選手ら著名人の聖火ランナーが走る区間も一部は公表されない見通し。市民からは
「これじゃあ聖火護送」という声も上がっている。
新たな出発式会場の県勤労者福祉センター跡地は、舗装部分だけで約1800平方メートル。
辞退した善光寺会場の2倍程度の広さだが、市実行委員会は「混乱を避けるため」と、
関係者以外の立ち入りを禁止。聖火のトーチ点火を市民が見ることはできない。
会場前の県道は、車道と会場側の歩道が通行止め。反対側の歩道も、県警は「支障が
あるような場合は規制もありうる」。そうなると、市民の声援は第1走者に届かない。
到着式会場の若里公園も、聖火コースや会場はフェンスで仕切られ、市民は園内の丘から
大型映像を眺めるしかない。途中区間も、機動隊員の「壁」に囲まれて走るため、沿道の
市民が目にする機会はほとんどなさそうだ。市実行委では当初、緩やかな規制を
考えていたが、各国で混乱が続いたために規制が強まった。
聖火リレーには、公式スポンサー3社や日本オリンピック委員会などに推薦された五輪
選手や公募市民ら計80人が参加。市実行委は23日午後、五輪選手らの走る区間を
発表するが、走者側が公表に同意した場合に限られる。公式スポンサーの1社は
「警備上の懸念がある」として、同意しない方針。
別のスポンサーは、ランナーが走った直後、沿道でのインタビュー対応を検討したが、
市実行委に「警備上難しい」と言われたという。
22日に出発式会場の下見に訪れた長野市の主婦北村正子さん(70)は会場に入れない
と知り、「点火の瞬間を見たかった。たくさんの見物客がいるから盛り上がるのに……。
妨害されたら大変なのはわかるけど、これでは聖火護送」と話していた。
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