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「野村証券」の社員らが、取引先の企業の合併や買収に関する情報を公表前に入手したうえで、
関係する企業の株を買い進めていた疑いが強まったとして、東京地検特捜部は、この社員らを
インサイダー取引の疑いで逮捕しました。
逮捕されたのは、いずれも中国籍で、▽野村証券の香港にある現地法人の社員の＊レイ瑜容疑者
（３０）と▽知り合いで会社員の蘇春光容疑者（３７）、それに▽大学生の蘇春成容疑者（２５）の３人
です。東京地検特捜部の調べによりますと、＊レイ社員らは、おととしから去年にかけて、取引先の
企業が計画していた合併や買収に関する情報を入手したうえで、関係する企業の株を蘇春光容疑者
らに買わせていた疑いがもたれています。
＊レイ社員らは、情報が公表されたあと、株を高値で売り抜けて数百万円の不正な利益を得ていました。
＊レイ社員は、当時企業の合併や買収を専門に扱う「企業情報部」という部署にいて、ここで入手
した情報を蘇春光容疑者に伝えて株を買わせていたということです。
特捜部は、証券取引取引等監視委員会と連携して捜査を進めた結果、＊レイ社員らが不正な株取引
を繰り返していた疑いが強まったとして、インサイダー取引の疑いで逮捕したもので、大手証券マンに
よる不正の実態解明を進めることにしています。野村証券の渡部賢一社長は、２２日夜７時から、東京・
中央区日本橋の本社で記者会見しました。会見の冒頭、渡部社長は「証券市場の一員として、こうした
ことが起き、申し訳なく思っています」と陳謝しました。
そのうえで「今回の事案は、社員個人が起こしたことで組織的な犯罪ではない」としながらも、「証券市場
の信頼を損ねたという意味で、重大だと受け止めている」と述べました。
また、渡部社長は、この社員について内部規則違反が確認されたとして、２２日付けで解雇したことを
明らかにしました。
>>2につづく
URLﾘﾝｸ(www3.nhk.or.jp)
※元ニュース
【社会】 野村証券の中国人社員逮捕へ 中国人の知人２人も強制調査…インサイダー取引容疑
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