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東京・あきる野市で資産家の姉と弟が行方不明になり、市の元職員の男らが逮捕された事件で
この男が、姉と弟が連絡がつかなくなる前日の夜に現金を引き出していたことがわかりました。
この事件は、あきる野市に住む調布市職員、大福康代さん（５４）と弟の広和さん（５１）が
今月１０日から行方不明になっているものです。
警視庁は、大福さんらが行方不明になった後に現金を引き出した窃盗の疑いで、
あきる野市の元職員、沖倉和雄容疑者（６０）と、福生市の土木業、伊丸岡頼明容疑者（６４）を逮捕しました。
その後の調べで、沖倉容疑者が、大福さんらが行方不明になる前日の今月９日夜にも、
広和さん名義のキャッシュカードを使って、あきる野市内のＡＴＭで現金を引き出していたことがわかりました。
また、沖倉容疑者は、現金を引き出した翌日、借金を返済していました。
「１０日に来たよ。お金返しにきた。現金で貸してあげたお金」（沖倉容疑者を知る人）
沖倉容疑者は、あきる野市役所で保険年金課長補佐を務めていましたが、４年前に早期退職した後、
開いた飲食店を去年１０月頃に閉店。暴力団関係者などから多額の借金を抱えていたということです。
一方、伊丸岡容疑者も同じ福生市内で飲食店を経営していましたが、２、３ヶ月前に閉店し、
借金を抱えていたと見られています。
警視庁は、２人が借金などに困って犯行に及び、大福さん姉弟の行方についても知っているものと見て追及しています。
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