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・山口県光市で主婦と幼い娘を殺害した罪などに問われた元少年のやり直しの裁判の
判決を受けて、元少年の弁護団が会見を開きました。この中で、主任弁護士の
安田好弘弁護士は「きわめて不当な判決だ。著しく正義に反する事実の誤りがあり、
これまでの判例にも違反している」と述べました。
また「判決は元少年の供述を死刑を免れるためのうそで被害者を愚ろうするものだとして
いるが、これは事実に反している。被告は記憶に忠実に有利不利にかかわらずすべてを
話していて、裁判所は被告の心を完全に見誤っている」と述べました。そして「元少年の
裁判は厳罰化のために使われた。今後、厳罰化の流れはとめどなく加速し、来年始まる
裁判員制度に暗い影を落とすだろう」と述べました。
一方、判決言い渡しのあとに元少年と面会した別の弁護士によりますと、「元少年はいたって
冷静だった」ということです。何か言いたいことがあるか尋ねたところ「記憶がない部分や
まちがっているかもしれない部分も含め、自分としてはやり直しの裁判の中で真実を
述べた」と話していたということです。
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