08/04/21 10:54:28 Jf7ltIkF0
日本以外の国は市場原理主義の限界を認めてケインズ的政策をやろうと
してるのに今更何言ってんだかw
「市場の失敗」を見ようともしない
URLリンク(www.niwa-haruki.com)
市場メカニズムが全人類にもたらしている巨大な恩恵の特質を洞察しえていないということは、
逆に言えば、市場メカニズムないし市場経済システムの限界や短所を理解しえていないという
ことにも通じる。
従来から「市場の失敗」(market failure)として知られてきた市場メカニズムの限界・短所は、
下記の7つ問題点がその主要なものである。
公共財・環境財・社会資本の供給や最適配分が自由放任市場ではできない。
利子率の作用に不十分性がある(「流動性のわな」の問題など)。
総需要が適切に維持・成長させられない(デフレ・ギャップ、インフレ・ギャップが発生する)。
当該社会の価値基準に基づいた「公正な」所得分配の達成が困難。
病弱者・老人・極貧者などに「一定の保障」を与えることも自由放任ではできない。
時として近視眼性がはなはだしい(天然資源の乱獲・乱掘や環境破壊など)。
競争原理の働きが不十分になることもある(独占・寡占の弊害の問題)。
よく知られているように、新古典派の「反ケインズ主義」エコノミスト・グループは、
とくに?の問題点を認めることを拒否している。しかし、過去の市場経済の歴史において、
全世界のいたるところで、デフレ・ギャップやインフレ・ギャップが発生して、人々を苦しめ
てきたことは、否定しようもないところである。そして、わが国の経済においても、1970年代
の後半からデフレ・ギャップが発生し、それが累増して厖大化しつつ現在におよんでいることは、
隠しようも無い事実である。