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長野市で26日に行われる北京五輪聖火リレーで、青いジャージー姿で伴走する中国人の「聖火防衛隊」
について、北京五輪組織委員会から複数回派遣の申し入れがあり、長野県警がその都度受け入れを拒否
する意向を伝えていたことが19日、関係者の話で分かった。
具体的な派遣の申し入れが判明したのは初めて。トーチの火を管理するための中国人2人の伴走は認める方針。
関係者によると、北京組織委の担当者は16日から長野市を訪れており、ルート視察などを続けている。
その過程で、リレー走者の安全確保のため7人程度の防衛隊の伴走を認めるよう、長野県警に対し要求した。
しかし県警は「安全は責任を持って確保する」として、申し出を拒否した。中国側は担当者が長野市入りする
前にも防衛隊派遣を要求したが、日本側は拒否していたという。
長野県警は安全確保と沿道の観客の見物しやすさとを両立するため、警備計画の検討を直前まで重ねる。
現在の警備計画では、スポーツウエアを着た機動隊員らを中心に数十人の警察官が、リレー走者の両側に
やや距離を置き、縦に列をつくって伴走。走者同士が火を受け継ぐ時には周りを囲んで不測の事態に備える
予定にしている。今後の情勢次第で、さらに手厚くすることもある。
聖火防衛隊をめぐっては、町村信孝官房長官も17日の記者会見で「わが国はきちんとした法治国家で、他国の
力を借りなければならない治安状況にはない」と述べていた。
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