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★「アナログ放送終わります」テレビ画面に常時字幕へ
・2011年に予定される地上波テレビのアナログ放送停止を控え、今夏からテレビ画面に
「アナログ」という共通の文字スーパーが流される。地上デジタル放送(地デジ)への
完全移行をPRする。NHKや民放各社は完全移行3年前となる今年7月24日から始める
方向で調整している。
現在、地デジ受信機の世帯普及率は約28%にとどまっているため、アナログ停波の認知度を
高める狙い。NHKと民放全局、総務省からなる全国協議会がアナログ放送終了のための
計画を作っており、文字スーパーはその第1弾となる。地デジ普及に向けた課題を有識者らが
話し合う総務省の委員会で近く発表する。
検討案によると、今夏からアナログ放送で「アナログ」という文字を流す=イラスト。一定期間を
置き、画面の下部に「アナログ放送は2011年7月24日で終了します」といったスーパーを
入れる2段階方式。番組を録画しても文字スーパーは残る。スーパーのデザインや文言は
今後詰める。
民放はCM放送中も流すことになりそうだ。だが、民放には「広告主の理解を得られるか」
(キー局幹部)との懸念もある。NHKは03年12月から地デジ視聴者向けに「NHK G
(総合テレビ)」などのスーパーを入れており、新たなスーパーを前倒しで始める可能性もある。
07年3月の調査では、地デジ受信機は全国約1400万世帯に普及。今夏の北京五輪時に
約2400万世帯、11年4月までに全世帯(5千万)に普及させる計画。だが、「地方での
認知度が低い」(総務省幹部)ため、全局がスーパーを流す。ただ、低所得者に対する
受信機の普及対策、高層ビルの影響などで地デジ難視聴となる650万世帯への対策など
課題は多い。
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