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2008/4/17 asahi.com
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高齢者虐待で指定取り消し 岡山・津山のグループホーム
岡山県津山市日本原の介護事業所「グループホームRing」で、
入所する認知症の高齢者が衰弱していることを把握しながら放置し、
虐待していたとして、津山市は17日、このグループホームを運営する
NPO法人「高齢者介護研究研修実践の会Ring」(藤井諭理事長)に対し、
介護保険法に基づく事業者指定を30日付で取り消す処分を決定し、同法人に通知した。
同市は、入所者が十分な食事を与えられていなかった疑いがあるとみている。
厚生労働省によると、虐待を理由に介護施設の指定を取り消すのは初めて。
同市高齢介護課によると、入所者の家族からの苦情などを受けて3月14日に同ホームへ監査に入ったところ、
70代~90代の女性入所者5人全員が入所時より体重が減っていた。このうち、3人が10キロ以上減り、
入所後1年3カ月の間に45キロあった体重が28キロに減った人もいたという。
同課が10キロ以上やせた3人について医師に診察を求めた結果、3人とも「栄養失調。絶対的なカロリー不足」と診断された。
このため、同市は、施設内で入所者を衰弱させるような著しい減食や長時間の放置などの虐待が繰り返されていたと判断した。
現在3人の入所者が残っているが、2人はすでに別の施設への入所が決まっている。残る1人の入所先も同市が今月末までに指導する方針。
指定取り消しについて、藤井理事長は「虐待など全くの事実無根。強い憤りをおぼえる」と話し、
月内にも不服を申し立てる意向を明らかにした。