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山中教授、バイエル薬品より早く人のiPS細胞作りも成功
さまざまな細胞に変化する新型万能細胞(iPS細胞)を開発した山中伸弥・京都大学教授は
15日、東京都内で講演し、マウスでの作製を論文発表した2006年8月前後に、
人のiPS細胞作りもほぼ成功していたことを明らかにした。
人での作製をめぐっては、外資系製薬会社「バイエル薬品」(大阪市)に所属していたグループが、
山中教授らとほぼ同じ方法で07年春ごろに成功したことを示唆する論文を今年1月、オランダの
科学誌に発表。07年11月に発表した山中教授よりも作製時期が早く、特許申請も先行したとの
見方が広がっていた。
講演で山中教授は「マウスの発表をした段階で、多くの研究者が人間の細胞を使う研究に
参入することは予測できた。だからマウスと人を並行して研究し、すでに手応えを得ていた」と
説明。「バイエルが先行しているとの報道はおかしい」と語った。
(2008年4月15日22時49分 読売新聞)
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【医療】ヒトiPS細胞、バイエルの日本チームが京大より先に作製に成功か…特許も出願、日本の医療に影響も
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