08/04/15 14:40:34 D7xBsCn90
■某掲示板からの転載です。
パリ在住の一読者です。
日本でのリレーの出発地点が善光寺となっていることを知り、愕然としています。
自分は遠隔地にいて日本の様子を鮮明に知ることは出来ませんが、もしも出発地変更の声が盛大に上がっていないとすれば、明らかに日本は現実を見誤っています。
パリでの聖火リレーの騒乱は周知のとおりです。それどころか実際は日本で報道されたであろう百倍のインパクトがありました。
マスコミは、この騒動が中国でどのように報道されているかに絶大な興味があったようで、同日、翌日の北京のテレビニュースをそのまま紹介していました。呆れる嘘報道。あれを見た人達は、皆嗤ったでしょう。
(今、南京虐殺のでっちあげの顛末を話したら当地の人は誰もが私たちを信じてくれます。)
パリの人々は誰もチベットに絶大なシンパシーを感じており、また同様に中国の暴政を非難しており、中国寄りの発言は少しも聞こえない。
革命で国を作り換えた人々だから当然かも知れないが、リレー当日の実力行使についても様々な意見はあるものの、善悪という単純な物差しをあてておらず、「アンチオリンピック派にとって grand succes ・・・大成功の一日だった」と括っていた程です。
長くこの地に暮らしていますが、これ程CHINE、CHINOISという言葉に悪意がこもったことはない。今や聖火はオリンピックではなくチベット弾圧の象徴となりました。それはパリ、フランスだけでなく、先進国全体の空気だろうと思います。
こんなときに日本が宗教施設を、それも紛うかたなき仏教寺院をリレーの出発点とする鈍感さ!
それを見たチベットの人々がどう思うか? 世界の人々がどう思うか?
その光景が世界に写し出されると思うと身の毛がよだちます。
聞くところによると、ランナーに萩本欽一を充てたりと、お祭りにしようとする場違いな気分さえ感じられるとのこと。しかし、それはとんでもないことです。
妨害行為はともかく、沿道を埋め尽くす人々には、チベット国旗を渾身の力で振って欲しい。日本的冗談は世界に通じません。
もしも、日本独特のテレビ番組的お祭り気分が僅かでも映し出されれば、その瞬間に、日本は自由世界の人々からの信頼を失います。