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【コラム】中国がチベット問題を解決できない理由[朝鮮日報](1/3)
韓国をはじめ、多くの国々が「言論の自由」を享受しているのは、ジョン・スチュアート・ミルのおかげ
だ。約150年前、イギリスの哲学者ミルは『自由論』の中で、「言論の自由がある社会は、ない社会より
も優れている」ということを証明した。
「すべての人類の中で、一人だけ違う考えを持っている人がいるとして、その人に沈黙を強要すること
は正しくない。その意見が例え間違っているとしても、沈黙を強要すれば、間違った意見と正しい意見
を比較する機会を失うことになる」と彼は主張したのだ。この『自由論』の中で、中国について言及した
箇所を読むと、本当にうなずけるものがある。
「中国は一時期、驚くほどの才能と知恵を見せつけた。最も優れた知恵を持つ賢者や哲学者たちが、
名誉と権力を同時に享受できるだけの政治体制を形作った。これだけの能力を持つ民族こそが、末永
く世界の歴史を動かしていくべきだった。ところが彼らは、1000年以上も同じ場所にとどまり続けてい
る」とミルは綴った。
そして、中国が同じ場所にとどまり続けている、たった一つの理由についてこう述べた。「人々をみな同
じように作り上げ、一つの規則に従って、人々の考え方や行動までをも統制したためだ」と。
最近、中国はチベットの問題で、世界中の国々と神経戦を繰り広げている。北京五輪の開会式に出席
し、開催を祝うと約束していたブッシュ米大統領も、ホワイトハウスの報道官を通じ、「8月の予定につ
いて今から言及するのは早すぎる」と、一歩引いた発言をした。(つづく)
北京=朴勝俊(パク・スンジュン)支局長
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