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アジア諸国との共同研究や人材育成のネットワークを構築しようと、
理化学研究所の基幹研究所(玉尾晧平所長)=和光市広沢=は十日、
韓国・ハンヤン大学と、融合ポストナノテク分野で研究協力を推進するための協力協定を締結した。
理研が韓国に研究拠点を設置するのは今回が初めて。
国内で少子化や理科離れが進み、アジア諸国での優秀な人材が欧米諸国へ流出する中、
アジア発の共同研究スタイルの確立と次世代研究者の育成などが主な目的。
アジアで最高の研究環境を共有することで、革新的な科学技術の発展が図られるという。
ハンヤン大学の金鐘亮学長は「世界的な研究施設の理研と協力締結し、
アジアの研究基盤を広げることができて光栄」と意義を強調した。
今後は、ナノテクノロジー(超微細技術)の分野を中心に、共同研究プロジェクトを推進し、
理研と同大学との間で人材交流を活発化させるほか、研究成果を挙げた科学技術の情報交換などを行っていく。
将来的には日本と韓国の連携を軸に中国やインド、シンガポールなどのアジア諸国へ連携の和を広げることも
視野に入れているという。
韓国内の研究施設は五月末に完成予定で、研究は七月から開始される。
理研の野依良治理事長は
「日本だけでは技術の進歩は難しい。韓国で(研究を)やれることは大きいし、ジアとの連携は大切」と話した。
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