08/04/12 02:39:58 q+TSaRpC0
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■「道路なら山本」
山本繁太郎氏は1カ月前まで内閣官房に詰めていたが、もともとは旧建設官僚だ。「道路族のドン」となる古賀誠氏と
縁が深まったのは80年代後半。ちょうど道路局に籍を置いていたころだった。
バブル真っ盛りで、族議員と官僚の蜜月時代。東京・赤坂の高級料亭に呼ばれた山本氏は、古賀氏らの前でふざけて
座敷の鴨居(かもい)にぶら下がった。ナマケモノのまねだ。すると鴨居がガタッと外れた。山本氏は焦ったが、古賀氏は
「面白いなあ」。外れた鴨居に自分もぶら下がり、座敷に落としてしまった。
山本氏は抜群の陽気さと人なつっこさで相手の懐に飛び込む「破天荒な役人」(旧建設省OB)として永田町に知れ渡った。
旧建設省が国土交通省になった後、事務次官に次ぐ国土交通審議官にまで上りつめた。
補選の投開票日の2日後、ガソリン税の暫定税率を復活させる税制改正関連法案が再議決できるようになる。古賀氏ら
政府・与党の幹部は再議決する構えだが、暫定税率の復活には世論の反対が根強いため、選挙の争点となることは避けたい。
さすがの山本氏も「地域活性化」は訴えるものの、道路問題への発言は「議員になってから……」などと言葉を濁していた。
ただ、暫定税率の期限が切れた1日、下松市での集会では珍しく本音を漏らした。
「一般道路事業だけが借金もせずにやれたのは50年前の(道路特定財源)制度が続いてきたおかげ。2区を2週間走り回って、
まだ道路整備を急がなくてはならない所がたくさんあると思った」
7日の岩国市での集会。選対幹部の県議は「道路なら山本」とばかりに声を張り上げた。
「地方には車が必要! 道路が必要なんです! 山本さんは国交省一筋。道路局にも長くいらっしゃいました」