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民主党の小沢一郎代表は11日、
与野党攻防の天王山となる衆院山口2区補欠選挙(15日告示、27日投開票)の
民主党候補支援のため、山口県岩国市などを訪れ、
民主党県連や連合山口の幹部と会い、選挙態勢の強化を求めた。
小沢氏の山口2区入りは3月10日以来。
自民党候補の追い上げに情勢は楽観できないとみて、急遽(きゅうきょ)現地入りに踏み切った。
「非常に厳しい情勢だが、地方切り捨ての自公政治に終止符を打つため、勝つしかない気持ちで臨んでいる。
総選挙を占う前哨戦であり、福田内閣への国民の審判でもある」
小沢氏は11日、山口県岩国市で記者団にこう強調した。
補選の投開票日直後の29日以降、与党は揮発油税の暫定税率復活のため歳入関連法案の衆院再議決をする構え。
補選に勝利した側が、衆院再議決や首相問責決議案で国会運営で有利に立つのは明らかだ。
9日の日銀副総裁人事の採決では、民主党から参院議員3人が造反した。
補選で負ければ求心力低下につながりかねず、小沢氏としても一層負けられなくなっている。
同行記者団が、道路特定財源に関する政府・与党合意について尋ねると
小沢氏は「ちょっと待ってください。きょうはそれで来たんじゃない。地元の皆さんの話を…」とさえぎった。
そして、「ガソリン値下げは地方ほどメリットがある。暫定税率を復活させないことは住民の関心の的だ」と
「ガソリン値下げ=暫定税率廃止」が有権者にプラスだと主張し、
後期高齢者医療制度(長寿医療制度)も争点になるとの見方を示した。
民主党は週末の12、13日には菅直人代表代行、鳩山由紀夫幹事長ら幹部を投入。
同党国会議員にノルマを課し「4万人電話作戦」を行うなど必死だ。
補選は2月に岩国市長に当選した福田良彦市長の議員辞職に伴うもの。
前回衆院選で同区で落選し比例代表で復活当選した民主党の平岡秀夫氏と、
国土交通省出身で前内閣官房地域活性化統合事務局長の自民党の山本繁太郎氏の事実上の一騎打ちとなっている。
(佐々木美恵)
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