08/04/10 21:37:18 0
【サンフランシスコ=松尾理也】北米唯一の立ち寄り地、サンフランシスコで9日、行われた北京五輪の聖火リレーは、
ロンドンやパリでみられたような大きな混乱はなかった。直前にルートを変更するという当局の大胆な措置が功を奏し、
沿道に抗議団体の姿はほどんどない。ただし、通常なら寄せられるはずの温かい声援もなかった。
人目をはばかるように駆け抜けた聖火は、世界から厳しい視線を向けられている北京五輪の姿と重なる。
今回の聖火リレーの出発地点は、米大リーグ、ジャイアンツの本拠地AT&Tパークに隣接する埠(ふ)頭(とう)。
チベット問題など中国の人権抑圧を非難する団体などのほか、北京五輪を支持する中国系米国人らも結集し、
互いににらみ合う異様な空気に包まれた。
当局は、リレー開始予定の午後1時直前、ルートを約半分に短縮すると発表。ほぼ同時に埠頭に
最初の走者が姿を現し、トーチに採火。いよいよ走り出すかに見えた。
ところが、パリなどでの態勢と同じく中国の警備担当者に守られた走者は、倉庫の中に姿をくらませてしまった。
しばらくして複数の車両が別々の方角に走り出し、水上スキーや船舶まで出発した。
裏をかく作戦は成功し、メディアまでもが完全に聖火を見失ってしまった。
結局、聖火は当初予定されていた海沿いのコースとは離れた市役所近くの大通りに、バスから降りて登場。
警官らが厳重に包囲する中、市北西部のゴールデンゲート・ブリッジに向けて走り出し、
その後再びバスに戻った後、そのまま空港に直行した。
産経新聞
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