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「一方的かつ正当性のない行為は何一つ問題を解決しなかった。新たな人類の
悲劇を生み、緊張の火種に油を注いだだけだった」
ロシアのプーチン大統領は昨年2月のミュンヘン安保会議で、中東に新たなテロ
の温床を生み出す結果になった米国のイラク政策を痛烈に批判。国際社会に
対米強硬路線を強く印象づけた。
(略)
国連の承認を受けず「同盟国」だけでイラク攻撃に踏み切ったことをプーチン大
統領は「弱肉強食が国際法に取って代わった」と糾弾した。東欧や旧ソ連諸国
の一部が米国の保護を求めるかのようにこぞってイラクに派兵したことも、影響
力低下を見せつけられたロシアの不安を呼んだに違いない。それまでロシア外
交の重要な武器は、核兵器と並んで国連安保理常任理事国の地位だった。
その権威が米国によって簡単に踏みにじられたのだ。
だが、戦争に参加しなかったロシアは結果的に「勝ち組」になった。イラクの権益
を失ったが、原油価格の高騰を追い風に経済復興を果たし、エネルギー資源と
いう新たな武器を手に国際舞台に復活した。逆に米国はイラク情勢の泥沼化で
権威を失墜させた。
自信をつけたロシアはコソボ独立や米ミサイル防衛(MD)問題などで一歩も引
かず、欧米を当惑させてきた。プーチン大統領は6日、米露の「和解」を演出した
ブッシュ米大統領との最後の会談でも、譲歩しなかった。
(以下略 URLリンク(mainichi.jp) )