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・伊藤ハムが「女子高生」を商標登録していたことがネットで話題になっている。
「震源地」を探ると、どうやら、携帯電話向け総合支援サービス・クレイジーワークスの
村上福之代表取締役総裁のブログのようだ。1月23日付けの「クレイジーワークス総裁
日記」には、仕事で商標を調べていたところ、偶然に伊藤ハムが「女子高生」を商標出願
していたのを見つけた、と書かれている。
村上総裁はブログで、「女子高生」が登録されている以上、「女子高生」を題材にしたサイトは
末尾に「※『女子高生』は伊藤ハムの商標登録です」と書かなくてはいけないのかもしない。
また、「ヤッターマン」のボヤッキーが「全国の女子高生の皆さん」と簡単には言えなくなる
日が来ている、などと説明。そして、サブマリン商標登録の可能性を示唆している。
サブマリン商標登録とは、人知れずに商標を取り、それが広く使われるようになってから
商標権を主張。ライセンス管理をし始めるやり方で、伊藤ハムが今後、「女子高生」の商標
使用料金を大々的に請求し始めた場合、莫大な利益を得る日が来るかもしれないとし、
「伊藤ハムはすでに、単なる食品メーカーではなく、巨大な女子高生ライセンスホルダーに
なるでしょう。世界同時株安の今、買うべき銘柄は伊藤ハムです。きっと....。」と述べている。
伊藤ハムに取材すると、同社広報は、「女子高生」の商標を99年に登録したのは事実だと
認めた。しかし、ネットで話題になっている商標権で儲けようなどという思惑は無く、商標権を
主張できるのは弁当、ピザ、ハンバーグなど食品に限った狭い範囲。
「あくまで商品化しようというのが目的です。女子高生は健康的なイメージがあり、ヘルシー
志向食品やダイエットをイメージした食品のネーミングに使おうとしたわけです」と話した。
ところが、「女子高生」商標を使った伊藤ハムの商品はゼロ。これは、同社製品の顧客は
主婦層が中心のため、「女子高生」のネーミングは「使いようがない」ということに気付いた
からなのだそうだ。同社の「女子高生」の商標権は来年で期限切れ。継続を申請するか
どうかは未定だが、使う予定が無い以上、手放すことになりそうだという。(一部略)
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