08/04/10 02:27:21 dgn0xMWM0
>>397 何でもいいけど、俺もう寝るよ。もう2時すぎだし。君明日大丈夫なの?
きっと、グリーンスパンを感覚的に高く評価してそうだから、俺の意見の代わりにまとめるとさ、
あの人の優先順位での中央銀行の役目は、
1. 金融収縮は急激に起こる可能性があるから、その芽が出たらすぐ流動性供給をする。
2. 基本的に物価上昇率は潜在成長率以上にならないよう、それ以上になったら金利を上げる。
3. 金利操作ができるよう(下げる余地がを常に持つ)ため、政策的な金利の低下後、すぐに少しずつ金利を戻し続ける。
4. 金融市場(株式・債券だけでなくderivatives・合成証券も)の急激な下落は、金融収縮を引き起こす意味から、おこらないようにする。
こういうこと。つまり、マネタリストだけあって、中央銀行による経済政策には完全に否定的。(君の「株価上げて、お願い!」というのは完全無視。)
心配しているのは、急落しないこと。(すごく上がらなくても、リスク資産としての期待成長率分上がればそれでいい。)
なぜなら、現在の金融市場では俗に言うfinancial institutionだけでなく、pension fundのような
(投資ホライズンが長く、本来)リスク耐性が本来あるはずなのに、毎期の投資成績で極端に
組成を変えるような投資主体が多くなってきていて、市場全体のリスク耐性が小さくなっているから。
一方、ボルガ-のようなインフレ退治のための、庶民生活を破壊するような高金利誘導にも否定的。
だから、あの人の在任中、微妙に金利を高めにして、極端な利上げをしなくて済むようにしていた。
それじゃ。