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2008年4月6日、歌手のアグネス・チャンさん(日本ユニセフ協会大使)は6日午後東京・中野の
中野サンプラザホールで開かれた日本デビュー35周年記念の「世界へとどけ平和への歌声」
コンサートの終演後、レコードチャイナの単独取材に応じた。
英国植民地時代の香港で生まれ現在は中国が祖国であるアグネスは、3月から各地で混乱が伝えられる
チベット情勢に関連して、その独立の是非については一部の独立勢力の存在や中国の外に“政府”もあることから、
「私には口をはさめない。歌だけで解決できないかもしれない」と無力感を口にした。
しかし、「中国の漢民族もチベットの人々も、みんな(混乱が)平和な形で解決できることをすごい望んでいる」と指摘。
これまで長年にわたって恵まれない子どもたちの役に立つことを第一に願ってボランティア活動に参加してきただけに、
「まず子どもたちが生きていけること。だれも死なないこと。それを望みたい」と最も大事なのは現地で生活している子どもたち、
そしてその家族たちの生命であることを強調した。
また、各地でみられる北京オリンピックの聖火リレーに対する妨害行為については、
「なぜ(五輪が)あるか一番最初に戻って考えないといけない。選手が一生懸命練習した
生涯の夢をかけて集まって競い合う、人間の美しい姿と努力にみんなで感動するという祭典なので
政治的なことは持ち込んでほしくない」と語った。
中国チベット新聞ネットによると、「5月1日から観光客の受け入れが全面再開する」と言う。
チベットでは10万人以上の人が観光業に従事しているが、先月の騒乱でその多くは「失業状態」に追い込まれている。
チベットの第三次産業は地域GDPの約70%を占めており、経済の重要な柱。
その第三次産業のメインが観光業だ。
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(記事/編集部)レコードチャイナ
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