08/04/05 22:11:49 0
(>>1のつづき)
確かに、映画「靖国」が、一部の議員の発言がきっかけで、次々と映画館で上映中止になるといった
とんでもない出来事が起こった。僕は読売新聞に「日本の恥だ」とコメントを出した。朝日、読売新聞は
この件について比較的大きく報道しているようだ。今度の「サンデープロジェクト」では、監督を呼んで、
この問題を扱うつもりだ。もちろん映画の映像も流す。映画館で上映されなければ日本人が映像を
見られなくなってしまうので、僕の番組で流すつもりだ。
このように日中が越えなければならない壁はまだまだ高い。だが、こうした壁はいつまでも高いまま
ではない。現に中国は確実に変わってきている。
今回北京を訪問して、街がきれいになったと感じた。人々の生活が豊かになっているのだ。
農村部などではまだ問題もあろうが、確実に国が豊かになっていると感じた。
これはプーチンが言っている言葉だが、「衣食足りて礼節を知る」。まず豊かにしていかないと
民主主義も芽生えてこない。逆に豊かになれば共産主義が通用しなくなる。それには体制も
逆らえない。
今、中国政府は非常に国民の反応を気にしている。ネットには情報がばんばん流れ、政府の批判も
平気で出ている。ある時間が経つとそのような内容の書き込みは政府が消していることもあるのだが
これもいたちごっこだ。統制を続けていくことはもはや不可能な時代なのだ。そして、今回の
オリンピックが、まさに中国にとっては正念場になる。政治色が少しでも出てきたら、中国は世界から
孤立して、胡錦濤政権は崩壊する。そこは中国も重々承知しているはずだ。
変わり行く中国を常に確かめ、日中の壁を取り払っていくためにも、この日中ジャーナリスト交流会は
来年も再来年も続けていくつもりだ。(以上、抜粋。ソースはかなりの長文です)