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・テレビ局の脚本家発掘が盛んだ。フジテレビやテレビ朝日に続いて、WOWOWが
シナリオ大賞を開催。そんな中、TBSは業界で初めて連続ドラマの賞「連ドラ・シナリオ
大賞」を設け、番組の設計図となるオリジナル作品の募集を始めた。背景には
“冬の時代”とされる近年の連ドラ不振がある。
「オリジナルには先が分からないドキドキ感がある。でも、今は連ドラの半分が原作もの。
否定はしないけど」。こう嘆くのは、賞の選考に携わるTBSの伊藤一尋さん(52)。
「高校教師」(1993年、野島伸司さん)のプロデューサーだ。
最近良かったオリジナル作を挙げてもらったが「女王の教室」(2005年、遊川和彦さん)、
「ハケンの品格」(07年、中園ミホさん)ぐらいしかない。
連ドラは九〇年代半ばごろまで人々の話題の中心にあった。
主題歌はヒットし、映画や小説にもなった。「OLたちが、例えば前日の『愛していると
言ってくれ』(95年、北川悦吏子さん)の話で盛り上がった。
主題歌『LOVE LOVE LOVE』は今も誰もが覚えている。脚本家たちは多士済々だった」。
それがなぜ低迷したのか。
伊藤さんは「人がいないから原作に頼るのか、原作ものをやるから育たないのか」と首を
ひねりつつ指摘する。「原作者に気を使ってしまう。野心あふれるプロット(筋)が大事だけど、
二の足を踏んでしまう」
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