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赤白横じま模様の外壁のデザインが景観を壊すとして、訴訟にまで発展している漫画家楳図(うめず)かずおさんの
新居が吉祥寺に完成した。週末には多くの見物客が詰め掛け、閑静な住宅街はちょっとした観光スポットに。
近隣住民からは「景観より治安のほうが心配」と困惑の声も漏れる。
井の頭公園近くの高級住宅街に姿を現した楳図さんの新居は、当初の設計通り、トレードマークである
赤白横じま(幅六十センチ)の外壁。二階には白いバルコニー、屋根には楳図さんの漫画の
キャラクターを模したという真っ赤な円筒状の出窓がある。
「かわいい」「思ったより地味」「景観を壊すほどではない」。紅白ハウスに理解を示す見物人は比較的多く、
記念撮影に興じていた若いカップルは「自分の家の隣に造ってほしいくらい」。一方、子どもと散歩中の
近所の女性(25)は「隣に建てられたら嫌。落ち着かない」と批判的だった。
見物人は後を絶たず、中には車を路上駐車する人までいて、数軒先に住む主婦(58)は「見物人が増えることで、
治安やごみの問題が心配」と顔を曇らせる。工事差し止めを求めて訴訟中の周辺住民は、
今後は赤白の外壁の除去を求めていく方針だ。原告側の長谷川健弁護士は
「住宅というよりモニュメント。想像以上にひどい」と訴える。
これに対し、楳図さんは「限りなくイメージに近く、いい出来」と満足そう。
「この家は私の作品。赤白を変えるつもりはない」と言い切った。(中沢誠)
赤白の外観が目を引く楳図さんの新居=武蔵野市で
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(東京新聞)
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