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★【中国】進むビザ取得厳格化、マルチ発給停止に
・中国でここにきて、一部の査証(ビザ)に対する発給制限が急速に進んでいる。当局の
正式な通達は今のところ確認されていないものの、先には境外でのマルチビザ発給が
全面的に停止され、3月31日現在で境外での申請が可能なのは留学(X)ビザなどを除き、
基本的に30日の滞在のみ可能な観光(L)ビザ、訪問(F)ビザだけとなっている。
このほか香港では就業(Z)一次ビザの発給停止も確認されており、日系企業も人員の
異動などに際して十分気を付ける必要がありそうだ。
31日午後現在で、ビザの発給に関する公安部からの通達は確認されていないものの、
香港の旅行社では、28日からFマルチビザ、Z一次ビザの発給が停止された。また日本の
申請代行業者も31日から「中国大使館の通達」を理由に、X、Z一次ビザ以外の受付を、
随時30日滞在のL一次ビザ、F一次ビザのみに切り替えているもよう。ただ日本ではL、F
ともに一次ビザのみ申請可能となっているのに対し、香港の旅行社は「二次ビザの申請も
可能」としており、地域ごとに制限内容は多少異なるようだ。
ビザ発給停止の期間や対象地域、目的などについては明らかにされていない。
ここ数カ月は、一部地域でFマルチビザの期限が申請よりも大幅に短縮された形で
発給されたり、上海や北京で就労を希望する25歳以下の新卒者にZビザの発給が認め
られないケースが確認されるなど、従来に比べ各種ビザの取得が難しくなっていたことも
ささやかれており、今回の措置はそれをさらに推し進めた形ともいえる。
一部には今回の発給停止について、北京五輪開催を前に外国人の頻繁な出入りや
長期滞在に一定の制限を設けることで、治安維持を図るのが目的とした見方もある。
期限内であれば出入国は無制限とされていたマルチビザの申請が今回停止されたことで、
香港など境外に拠点を置き、本土に長期出張扱いで従業員を送っていた日系企業に
とっても、しばらくは人員の配置や手続きの見直しが迫られることになりそうだ。
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