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沖縄戦記録フィルム1フィート運動の会の設立25周年を記念した上映会が1日夜、読谷村文化センターで
行われた。1日は、63年前の沖縄戦時に米軍が読谷村から上陸した日。上陸時に撮影したフィルムが上映
され、村民らが63年前の様子を熱心に見詰めていた。
上映会では、1フィート運動の会が米公文書館から入手したフィルムの中から、読谷村を撮影した部分を50分
にまとめたものが上映された。上陸した4月1日から3日までの同村大湾、楚辺などが映し出され、上陸した
米兵に戸惑う大勢の村民の姿がカラーではっきりと映し出された。かやぶきの民家を米兵が焼き払う状況や、
海岸近くで収容され、途方に暮れる村民の姿を生々しくとらえている。
家族5人とシムクガマに避難していたという同村波平の喜友名義信さん(67)は「最後に映っていた子どもは
当時の私と同じくらいじゃないか。ガマから出されて1カ所に集められたが、年寄りが泣きわめいていたり、
『海に捨てられるのではないか』と話していたのを覚えている」と当時を振り返った。
代表の福地曠昭さんは「読谷村でどうしてもこの日に上映したかった。今後も平和教育のためフィルムを利用
してほしい」と学校現場での積極的な活用を呼び掛けた。
1フィート運動の会は25周年の節目に当たる今年、県内各地で上映会を行う。4月から6月にかけて、西原町、
宜野湾市、糸満市、那覇市などで上映会を予定している。
ソース
琉球新報 URLリンク(ryukyushimpo.jp)