08/04/01 19:26:57 0
「後期高齢者」やめます 長寿医療制度に急きょ名称変更
2008.4.1 18:56
厚生労働省は1日、この日にスタートしたばかりの75歳以上を対象とする
「後期高齢者医療制度」の名称を「長寿医療制度」に変更すると発表した。
スタート初日に、制度の名称が変えるのは極めて異例。ただ、周知期間が
ないままでの変更だけに2つの制度があるかのように誤解される可能性があり、
新たな混乱が起こりそうだ。
急遽(きゅうきよ)変更となったのは、「75歳以上を後期高齢者と
呼ぶのは失礼」などといった世論の批判を受けて、福田康夫首相が同日の
閣僚懇談会で舛添要一厚生労働相に変更を指示したため。厚労省は
「長寿医療制度実施本部」も設置し、制度や名称変更の周知、相談体制の
強化を図るとしている。
後期高齢者医療制度をめぐっては、高齢者に「負担増につながる」などの
不満の声が強く、野党4党は今国会に廃止法案を提出した。名称変更や
実施本部の設置はこうした批判をかわす狙いがあるようだ。
厚労省によると、「長寿医療制度」はあくまで通称で、公式文書などには
引き続き「後期高齢者医療制度」も使用するという。ただ「突然の上からの
指示だったので、使用基準は決めていない」(幹部)というドタバタぶり。
後期高齢者医療制度については、3月には2億5000万円もかけて政府公報を
配布したばかり。あまりに場当たり的な対応に、野党は反発を強めている。
産経新聞
URLリンク(sankei.jp.msn.com)