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県時間外診療、全額負担へ 県立医大病院、軽症患者に
福島市の県立医大付属病院は、夜間・休日に訪れる軽症患者の時間外料金に
ついて、これまでの原則3割負担を、4月にも全額自己負担に変えることを決めた。
同病院では、高度な医療を行う本来の役割を果たすため、軽症者の時間外の
受診を抑制するのが狙いで、すでに福島社会保険事務局に書類申請を済ませている。
同病院は、高度先進医療を提供する県内唯一の特定機能病院。しかし、
同病院救急科によると、診療時間外に訪れた患者1万6653人(2006年)の
多くを他の病院でも診療可能な軽症患者が占め、入院が必要なほど重症の
患者は約2割にとどまる。同科では、「医師が次々と訪れる軽症患者の対応に
追われ、慢性的な医師不足に陥っている。受診を抑制しないと、専門治療が
必要な重症患者に十分な治療ができなくなる恐れがある」と話す。
全額自己負担であれば、時間外料金は初診の場合、夜間(午後5時~同10時)
2100円、深夜(午後10~午前8時45分)7300円、休日2100円。
同病院医事グループによると、運用にあたっては〈1〉素人の患者が病気の程度を
受診前に自身でどれだけ判断できるか〈2〉患者が別の中核病院に流れ、周囲の
病院の時間外診療を圧迫する恐れがある―などの課題もあり、現在、料金を
徴収する基準や運用について検討している。
厚生労働省保険局医療課は、「治療が必要ならば患者の負担は変わらないため、
自己都合で診療時間外に来る患者には妥当な制度ではないか」としている。
(2008年3月31日 読売新聞)
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