08/03/30 14:39:32 0
(>>1のつづき)
2ちゃんねるの一般ニュース系の板に限ると、消化の早いスレほど、アニメ・漫画・ゲームの
パロディ発言比率は少なくなる傾向があるように見えます。現在の2ちゃんねるを利用している
人々は、もはや特別な存在ではなく、ごく普通の人々が言いたい放題できる発言場所として
機能している気がします。
「ネット右翼ってどんなヤツ?」(宝島社)という本に、『機動戦士ガンダム』のキャラクター
デザインを担当した安彦良和氏のインタビューが載っていましたが、そこで安彦氏は「今の若い
層は"サブカル"として政治づいてる」とコメントしていました。
思えば『機動戦士ガンダム』は、宇宙移民の独立を求めたジオン公国が地球連邦に独立戦争を
挑むという図式の「戦争と政治」を描いた作品でした。そんなガンダムは若い世代への政治認識
にも影響を与え、「ガンダムの世界観」を「実際の政治」に置き換えて考えるという、サブカルから
政治を学ぶ流れを作った作品でもあったわけです。
ちなみに「ネット右翼ってどんなヤツ?」では、ネット右翼と呼ばれる人々の対談も掲載されて
いて、その対談に参加した6名中2名がガンダムファンという状況でありました。さらに「アニメ
ファンは全員右派」という発言も飛び出した模様ですが、さすがにそれは極論すぎる気がします。
確かにアニメのストーリーに政治の要素がからむというのは、今では普通に行われていること
なので、アニメから政治を学ぶというケースは多々あるとは思いますが…。
一般マスコミに対する不信感を持っているのは、何もネット右翼に限りません。重大事件にも
関わらず、マスコミでは事実上黙殺という例は、枚挙に暇がなく、多くの人に心当たりがある
はずです。その理由が、スポンサーへの配慮なのか政治的圧力なのかは知りませんが、
人々が本当に知りたい事柄を報道せず、どうでもいい話題をダラダラ巻き散らすマスコミ
(特にテレビ)は、着実に人々の信用を失い続けています。今ではすっかり「マスコミ」は
「マスゴミ」と表記されることが多くなり、ネット上における信頼は著しく低下しています。
ちなみに新聞もほぼ同様の状態です。(>>3-10につづく)